Mac OS X 10.11 向けのアップグレード
10.9 から 10.11
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10.11 をインストールする前に
fink selfupdate
(rsync または CVS) をして 最新版のfink
にする。 - OS をアップデート。
- まだインストールしていなければ、Xcode 8.2.1 をインストールするか、Yosemite 用のコマンドラインツールをインストール。 Xcode 8.2.1 をインストール済みなら、Marvericks か Yosemite でインストールしていても、 コマンドラインツールを再インストールする必要があります。
-
Xcode 8.2.1 があるなら、
sudo xcodebuild -license
を実行し、 Xcode ライセンス条項を受け入れます。 これは、コマンドラインツールだけを使うのであれば必要ありません。 -
fink configure
を使い、Fink のビルドユーザーをアクティベートします。 Apple が、user を消し去るためです (なぜか group は消さないようです)。 -
fink reinstall fink
を使い、10.11 を指定します。 -
オプション:
-pm5162
なパッケージをインストール済みであれば、fink install perl5162-core
を使います。passwd-*
なパッケージをインストール済みであれば、fink list -it passwd | cut -f2 | xargs fink reinstall
を使います。
fink を 10.10 用にせずに 10.9 から 10.10 または 10.11 にアップデートした場合、 これ以上は進めません。 互換性のあるビルド済み fink をダウンロードし、ターミナルで、ダウンロードしたフォルダで
sudo dpkg -i fink_0.39.2-101_darwin-x86_64.debとインストールします。
10.8 以前から 10.11:
10.8 (以前) から 10.11 へ Fink をアップグレードする方法はありません。
ここの手順は、 Fink blog の要約版です。 ここの情報はより詳しい説明があります。
このプロセスは、現在の Fink でインストールしているパッケージ一覧を集め、 10.11 上で Fink インストール中に使うために保存します。
パッケージ一覧を集めるには、以下のようにしてください:
grep -B1 "install ok installed" /sw/var/lib/dpkg/status | grep Package | cut -d: -f2 > fink_packages.txt
を使い、パッケージ情報をファイルに保存します。sudo mv /sw /sw.old
の Fink ツリーを移動します。- 最低限、OS X 10.11, Xcode 8.2.1、コマンドラインツールをインストールします。
- 10.11 をインストール後、Fink をインストールします。
- コマンド
cat fink_packages.txt | xargs fink install
を実行し、 可能な限り、10.8 上でインストールしたパッケージを、新しい Fink がインストールします。 - /sw.old ディレクトリを削除します。
システムの変化により、10.8以前で得られるパッケージの全てが 10.11 で利用できるわけではありません。 現在、可能な限り多くのパッケージを利用できるように作業中です。 利用したいパッケージが 10.11 で利用できない場合、パッケージメンテナに連絡し、利用できるように依頼してください。