Fink CVS アクセスを設定
Fink は CVS を用いて開発されています。 すなわち、リリース前にも、つねに最新の状態でいることができます。 このページでは、すでに Fink をインストールしている方を対象に、CVS での更新方法をお伝えいたします。 ここの情報は、 Fink 0.3.x 以降で有効です。
Fink CVS の構造
Fink には、いくつかの CVS モジュールがあります。
dists
モジュール
(ViewCVS)
には、OS X 10.2 以降のパッケージ記述ファイルとパッチが格納されています。
この他にも Fink 開発者によって使われているモジュールがあり、
誰でも見ることができますが、
おそらくほとんどのユーザーには関心がないことでしょう。
パッケージ記述の更新
以前は、これはちょっと手間のかかることでした。 しかし、現在の Fink では、とてもシンプルです。 以下のコマンドを実行してください。
fink selfupdate-cvs
あとは Fink が、必要なステップを自動的に行います。 これにより、最新のパッケージ記述の取得と必須コアパッケージ (Fink パッケージマネージャーを含む) の更新が行われます。
ファイアーウォールの内側にいる場合、 FAQ 3.2 をご参考にしてください。
この方法でパッケージ記述を更新し、 インストール済みのパッケージを最新バージョンに更新したい場合、 以下のコマンドで行うことができます。
fink update-all
パッケージマネージャーの更新
注記: 2001年9月20日より、 パッケージマネージャーを個別に更新する必要はなくなりました。 他のパッケージと全く同様に行うことができます。 今でも CVS から直接更新することは可能ですが、 これはパッケージ制作者のためのもので、 一般ユーザーにはあまり関係ないことでしょう。
パッケージマネージャーは、独立したディレクトリを通して、
inject.pl
スクリプトで更新しなければなりません。
初めての場合、仮ディレクトリ(ここでは tempdir
とする)が必要です。
これは空でなくてはいけません (あるいは少なくとも fink という名のサブディレクトリがあってはいけない)。
これは、その後、このようになります。
cd tempdir cvs -d:pserver:anonymous@fink.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/fink login cvs -z3 -d:pserver:anonymous@fink.cvs.sourceforge.net:/cvsroot/fink co fink cd fink ./inject.pl
ログインコマンドは、パスワードを尋ねてきます。 何も入力せずリターンキーを押してください。 この後、仮ディレクトリは削除してもかまいません。 ただし、残しておくと次回から更新が容易になります。 次回からは、
cd tempdir/fink cvs -z3 update -d ./inject.pl